「教育=洗脳」

この等式をみて戦前の日本を想像する人は多いはず。
あたしのおばあちゃんの話だと、
終戦を迎えて最初の授業で、
教科書の大部分を墨で真っ黒に塗りつぶしたんだって。
これじゃあ子供も訳わかんないよね。

昨日と今日で先生がおかしくなっちゃったよ〜



実はこの洗脳(?)今でも終ってないらしいですよ?

日本人の英語レベルは世界的に見ても低い、っていうのは有名な話。

これってなぜ?

だって普通の日本国民の学歴から考えて、高校までだったとしても6年は勉強してるし。
うぅうん・・・・・


前にどこかで耳にした話。
この元凶として、アメリカが考えられるって説があるらしい。

戦後、ポツダム宣言を受け入れた日本にGHQがやってきました。
GHQは戦後の教育をどうしようかってとこまで考えたらしいんだよね。
そこで、当時現時点での日本国民の学力を見ようと、
全国で識字率調査をしたらしいのさ。
つまり、字よめますか?書けますか?ってことだね。


その結果・・・・・
とってもよかったらしい。(正確な数字はわすれちゃった。。。)
すっごくちっちゃい農村とかでも、ほとんど読み書きできた。
寺子屋のおかげだろうね〜。


アメリカの人たちはこの結果に恐怖を感じたそうです。

いい意味でも悪い意味でも、どこまでもまっすぐでまじめな国民性。

そして奥に秘めたはかりしれない力。

もしこの国民が本気になって復興をはじめたら、自分達の国をも脅かす大国になるだろう と。


で、ここからはほんとかどうかあたしも疑わしいとおもってるからサラリとながすけど、
今の英語のカリキュラム。
GHQがわざと英語つかえなくなるように作ったらしいです。
ほんとかね?w
まあ確かにあたしの中高はプログレスっていうちょっとちがった教科書をつかってたから、
GHQ支配下に入っていなかったかもしれない。
確かに今仕事で教えてる生徒の英語の教科書は確かにやりづらい。



こう考えると、「教育」って洗脳と言うよりかは、

前の時代を歩いた大人たちの用意した線をつらつらなぞるだけ

って思えてくる。
決められた順番にあたえられた問題をいっこいっこ「解く」だけで、
勉強してるって勘違いしてるんだ。
そしていかにその枠におさまってまじめにやってきたかってことを受験で問われ、
社会はそれを学歴としてその人のすべてだと誤解してる。

まぁひとまとめに勉強っていってもさ、
国語とか英語の言語の勉強、
数学とか理科の現象を考える勉強、
歴史の勉強は先人の業績とかあやまちを学び、
地理は如何に世界を生きるかを学習する。
こんなまったく違う学問を「勉強」ってまとめること自体むずかしいよね。




そうなると教育者はなにをすればいいの?



そんなの知らない。
あたしは教員志望でもないからまじめに研究する気もないけどさ、
いまの仕事やるからにはもっともっといいやり方があるだろうって考えるし、
自分に子供ができたとき、学校の先生以上くらいには子供を理解した教育をしたい。


あたしの仕事場の例。
あたしが働いてる地区は塾の激戦区。
小中学生の塾においては、日本中でも1・2・3位を争う激戦区らしい。
そのせいでまともな人間はもっと大手のとられてるからなのか?
あつまってくる子供たち・あるいは親に、

え?

って思うことが多々ある。
このひとたちは本当に学習するってことをしらない。
中学受験だってファッションくらいにしか思ってない親もいっぱい。
子供をいっぱい塾にいかせて私立にいれる。
こんなんでご近所に自分の家の財力の誇示ですか?
外車かったほうがいいとおもいますよ?
まぁきっとそんなことはすべてやりつくしてるんでしょうが。


なんだか子供がとってもかわいそうだ。
子供は環境を選べないからね。


中学受験ってもっともっと家族みんなで協力して、すっごく大変なものじゃなかった?
そんなのはあたしの家だけ?


塾の先生は神じゃない。
自分が努力しないで気づいたら勉強ができるようになるなんてことはない。


まぁでも正直、
自分が教える立場に立って感じたのは、自分の力不足。
どうやって教えていいかわからないから教科書にのっとって教えてしまう。
だから生徒は、先生に教わってると感じる前に、教科書を勉強してるって思う。
その結末は、 どうして? なんでそうなるの? って探究心、
そしてその探究心故の自分で学ぼうとする力 両方を必然的になくしてしまう。
これで本当にいいのかな?
この悪循環。大人から変えていかないと。
こんな循環が、今の大学生や、ゆとり教育を発案した経緯にも少なからず影響してるのでは?


今本当に危機だと思う。
日本の行く末が恐い。
自分の身の上におこっていること。
あたしも例外ではなく「型」にはまってきた人間だから、
自分自身で痛いほどわかる。

目の前に立ちはだかる壁。
その壁に対してたちつくしている自分・・・・・・



もっともっと正しい意味での「学び」をしなくちゃ。



結局あたしが考える「教育」とは・・・・
ほんとにあいまいに言えば、


「生きていく上での問題に、いかに対応し解決するかのを身につけさせる。」


あくまでも理想で机上の空論にすぎないかもしれないけど。