かたち

人間が言語を習得していく過程において、
最初はモノの名前から覚えて
抽象的なことをあらわす言葉はその後。


ある色のカードを見せて
連想したものをできるだけ多く挙げる実験でも、
子供が連想する言葉は大人にくらべて抽象語が少ない。




最近おもったのは、
人ってかたちあるものに安心させられて
日々生きてるのかもしれないね。


ペアリングがいい例かな。
離れていてもそのリングに相手の存在を感じ、
束縛されてる心地よさで安心する。
彼氏彼女っていう肩書きを確固たるものにするからかな。


あ、「肩書き」っていうのも。


コミュニティーに属して
他人と接して認識されて
ようやく自分を確認して安心したり。
誰かに必要とされていることが、
自分の存在を証明してくれるのかもしれない。


まだまだ子供なあたしは
目の前に存在するものに弱いし、
肩書きがないと不安になったり揺らいだり。
ほっとかれるのなんてなおさら大っ嫌い。


本当の自分さえ見失ってるのかもしれない。


なんかね、
まわりの「かたちあるもの」でつくられた型に
アイデンティティーを流し込んで自分を形成するのではなく、
「自分」っていう軸に
肩書きとか人間関係・友達とか刺激とかをぺたぺたくっつけて
自分の血と肉にしていきたい。
そう思う今日このごろです。