まちにまった文庫本化

東京タワー (新潮文庫)

東京タワー (新潮文庫)

早速読んでみました。
岡田くんと黒木瞳の映画でも話題になった「東京タワー」。
あたし個人的には、よく意味のわからない作品でした。
それはおそらくあたしが精神的に幼いせい。
本当に簡単にいってしまば、
大学生の男の子(透)と人妻(詩史)の不倫のお話。
透にも詩史にも入り込めなくて
なんだか第三者的な立場で読まざるを得なかった。
それは登場人物に排除されているような、なんともいえない寂しさと不快感。
もうちょっと大人になれば、
このような恋愛を美しいとか純粋とか評価できるのかなぁ。
まだまだ遠い日のような気がします。


恋愛ネタといえば。
この前人のブログを読んでてちらっとおもったこと。
あたしの癖なんだろうと思うけど、
最初のうちはこの恋は永遠だと信じてしまいます。
簡単にいえば結婚願望が強いってうことと同じだろうと思います。
つまり、
その相手と結婚したら・・・・・・妄想。
ってよく考えちゃうわけです。
さらには、「この先ずっとつきあっていくんだから」という前提のもと
その相手に対していろいろ行動をおこしているんだろう。
けど、最近それが崩れてきました。
なんだかうまく説明できませんが、
結局自分と相手次第なのです。
自分がいまここでこの恋愛に終止符をうちたいとおもったら
そんなの簡単にできるわけで。
反対に相手にそのように愛想をつかされたらそこでゲームオーバーです。
そんな二人のバランスで成り立っている。
恋愛って実はとってもはかないもの。
そのはかなさ故の尊さもあるんでしょうねぇ。。。。。
もし恋人と別れたらそこにはたったひとりの自分が残ります。
そこにのこった自分が、相手がいなくなったことですっからかんになった。
あたしにはよくある話です。
でもやっぱり最終的に一生つきあっていくのは「自分」という人間ですし、
お互いに「自分」をしっかりもったうえで一緒に楽しくすごせたらいいと思う。
それが理想です。
でもまだまだ子供なあたしは、
相手が自分を捨ててあたしのためにつくしてくれるところに愛を感じてしまうみたい。
(あたしだって自分に穴をあけてでも相手を受け入れますが。)
伝わりにくいかもしれませんが、
わがままを聞いてもらってふりまわしてもふりまわしても好きっていってくれる、
そんな人が好きなようです。
しかしそれだと相手の価値を認めていないし尊重していない。
相手によりかかりすぎてはだめなんですね。
もっといい意味で冷めている人間、強い人間になろうっと。
「この先ずっとこのひとと一緒にいるんだ」
なんて思い込みにもう惑わされたりしない。