てづまり

今週は調査設計第2課の立体交差事業と推進室のPIを中心にお勉強。
車移動で現場に見学に行くことが多いので、
インターンの本題よりもいろいろ公務員の背景について聞くことができたし、
国2の実態もすっごくよく見えてきた。


まず、国1については
東大・京大学部卒>東大・京大大学院卒>それ以外の大学
っていう暗黙のランクがあって、
出世ルートから外れた人っていうのは民間に就職しなおしたり
大学の教授になったりするらしい。
出世ルートからはずれたかどうかは入省5年目くらいに
自分で実感できるらしいんだけど、
そこからもがいてもがいて40・50過ぎに道を変える人が多いらしい。
まぁこの話は国2の方から聞いたお話なので実際はすこしちがうのかもしれないけど。


前調1課長は女性のエリートで、
若いし女性だしってこともあってつきあいで週4日飲み会ってこともしばしば。。。。。
残業代はつかないし、飲み代はかかるし部下の分まで出したりで、
トータルすると国2のほうが収入が上ってこともありえるらしい・・・・・。
むむむ、おそるべし。
でも上をめざす人はそれでもがんばるのでしょうね。
はぁ。それが日本か。


最近悲しいことは、
国2の世界では
やっぱり広い目と将来を見据える視線をもっているひとがなかなかいないということ。
課長・副所長・所長レベルはやっぱりぜんぜんちがうけども、
人によっては係長レベルではやっぱり少ない。
大人を相手にずいぶんえらそうなことを考えているもんだ、
と自分でもあきれてしまいますが。


たとえば、
「どうしてこの時代にPIがはじまったのだとおもいますか?」
というあたしの質問に対して最初に帰ってきた解答が、
「上の局からそういう政策方針がおりてきたから。」
と答えられてしまったときにはとっても悲しくなりました。
もっとなんか、環境問題の背景とか都市計画しなおしたこととか
あたしでも考え付くことはいろいろあるのに。。。。
あたしは正解を求めてるんじゃなくて“考え”を聞きたいのであって、
まちがっていてもいい。
ただ相手の“考え”を聞いて自分の考えと戦わせたり融合させたりしたいだけ。
上からおりてきた政策だからその通りのことをやればいいのか?
違うと思う。
もっと時代背景とこれからの社会を見据えて必要かどうかっていうのを
すこしでも考えないといけないと思う。
確かに上からの命令は絶対だし、それが巨大組織のルールだってこともわかる。
でもそれだけじゃ国の手や足となって実際に活動する人間はただの道具でしかない。
そんな仕事はあたしはしたくない。
もっと先を見たい。
広い目を持ちたい。
自分で方向を定めたい。
これらを達成するのにはやっぱり人の上に這い上がり、
高い高い高ぁああああいところから見下ろすことしか手段はないのだろうか?
これが日本の決まり?
いや、人間の大集団である社会の宿命?
民主主義・代表民主制の落とし穴?
あぁ。本当にてづまり。


いや、こんなに日記が暗いのは
ただ課題のレポートがすすまないから。。。。
インターン自体は楽しいよ。w